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第10付属書の第3巻へ次の内容を追加すること。
a)VDL運用概念に関するガイダンスマテリアル
b)VDLモード1及びモード2に関する標準と勧告方式(SARPs)
3.1.1.1.6.5.2 VDL導入のメリット
VDLモード1及びモード2の導入メリットとして以下の事項が示された。
(1)モード1
a)既存地上、機上設備を流用可能な部分があり導入が容易
b)ビット指向プロトコルにより、メッセージ短縮ひいては周波数利用効率改善
c)ATNを構築するサブネットワークとして、エンドーエンドのメッセージ信頼性の改善
(2)モード2
a)上記に加え、モード1に比べ10倍以上のスループットが期待出来る。
SARPs案とともに作成してきたVDL設計指針(デザインガイドライン)及びVDLに関する詳細解説であるVDL実施アスペクトについても合わせて、VDL実施マニュアルとして配付することとした。
勧告3/2 ICAOマニュアルVHFディジタルリンク(VDL)実施マニュアル
VDL設計指針とVDL実施アスペクトをVDL実施マニュアルとして発行すること。
3.1.1.1.6.5.3 VDLの無線周波数SARPsに関する変更
VDLに関する無線周波数SARPsは1996年11月に適応可能となる見込みであるが、複数の国から修正のコメントが寄せられており、WG/Cで検討した結果次の勧告を出すこととした。
勧告3/3 第10付属書の改訂−VHFディジタルリンク(VDL)無線周波数の標準と勧告方式(SARPs)の改訂
第10付属書の第3巻のVDL無線周波数の標準と勧告方式を修正するため付録E(省略)に示す内容を修正すること。
3.1.1.1.6.5.4 VHF空地データリンクの新しい定義
現在の第10付属書に定義されているVHF空地データリンクの定義はディジタル音声に関する規定がないため、これを追加するための定義変更を勧告した。
勧告3/4 第10付属書の改訂
VHFディジタルリンク(VDL)の新しい定義
第10付属書第2巻、第3巻及び第5巻は議事項目3の報告書付録F(下記)に示すように改訂すること。
VHFディジタルリンク(VDL):航空通信ネットワーク(ATN)の一つの移動サブネットワークを構成し、航空移動VHFバンドで運用される。さらに、VDLはディジタル音声等の非ATN機能を有する。
3.1.1.1.6.5.5 空地データ交換に関する記述の削除
現在の第10付属書第1巻、第1部、第4・12章に定義されている空地データ交換に関して

 

 

 

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